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ひまわりが太陽の方を向くのはなぜ?
ひまわりが太陽の方を向く理由は、すごく簡単に言うとなるべくたくさん太陽の光を浴びて成長するためです。とはいえ、少しでも太陽の光を浴びたいのは他の植物も同じ。実は太陽の方向を向いて咲くというのは、ひまわりだけに見られる特徴ではありません。ひまわりは茎が長くて背が高く、花も大振りなのでその特徴が目立ちやすいんですね。
さらに踏み込んでみていきましょう。では、ひまわりが太陽の方を向くときに、ひまわりの体の中ではどんなことが起こっているのでしょうか。
その秘密は、茎の成長ホルモンの分布にあります。「オーキシン」と呼ばれる成長ホルモンが、茎の太陽光が当たっていない側に集まるからです。すると、茎のその側だけが伸びて、花が太陽の方に向かって傾くようになります。つまり、ひまわりが太陽を追う理由は、オーキシンの働きによるものなのです。
オーキシンって何?
オーキシンは、植物が成長するために必要なホルモンの一種です。植物の体の中で、オーキシンがたくさんあると、茎や葉が長くなったり、太くなったりします。これは、オーキシンが細胞を「伸ばす」働きを持っているからです。
また、オーキシンは植物が光を感知するときにも役立っています。光が当たっていない方向から光が来ると、オーキシンがその方向の細胞にたくさん集まります。そうすると、植物は光がある方向へ成長しようとします。この働きが、太陽に向かってひまわりが傾く原因の一つになっています。
オーキシンは、植物にとってとても大切なホルモンで、植物が成長していくために必要な役割を持っています。
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