人間にとって、酸素は生きる上で欠かせないものです。しかしながら、地球が生まれた当初は大気中に酸素がほとんど含まれていませんでした。酸素濃度が人間が生きられる程度に高まったのは、植物のおかげだとされています。
植物が酸素を提供してくれるのは、皆さんもおそらくご存知の「光合成」の働きによるものです。光合成とは、簡単に説明すると、植物が太陽光を受け取り、自身にとって必要な栄養素(糖分)と酸素を生み出す働きです。そのおかげで、植物と人間の「win-win」の関係が成り立っているのです。
植物が人間にもたらした恩恵はもう1つあります。それは、オゾン層を形成したことです。酸素は紫外線に当たるとオゾンという物質に変化します。その上空に集まったものがオゾン層です。紫外線は人間にとって有害であり、そんな有害な紫外線から守ってくれる存在がオゾン層なのです。
人間が呼吸をすることができたり、紫外線の害が軽減されるのは、植物のおかげだということが言えます。
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