初心者の方にも人気なペチュニア。
その見た目はたくさんの花を咲かせたり、様々な色や咲き方の種類があることでとても明るく可愛らしい植物ですね。
そこで今回は、ペチュニアの育て方や気をつける害虫などについても詳しくご紹介します。
ペチュニアとは
ぺチュニアはナス科の多年草で、花期は3月~11月、夏の寄せ植えの素材としてとても人気のある草花です。剪定を上手にすると、枝分かれしてたくさんの花を咲かせるので、ハンギングやコンテナ栽培にも適しています。ペチュニアは色幅も豊富で、多花性です。一重咲きや八重咲きなど咲き方も様々あり、花の大きさも大輪から小輪とあります。品種数も数百品種あり、毎年新品種が発売されています。現地では多年草ですが、寒さの弱いため日本では一年草扱いとなります。
ペチュニアの語源はブラジル先住民のPetun(たばこ)が語源になっています。たばこの花に似ていることからこの語源になったと言われています。
ペチュニアの特徴
ペチュニアは3月~11月にかけて花を咲かせるナス科ペチュニア属の花で、基本的に丈夫で育てやすく、夏の暑さに強く、良い環境で育てれば春から秋まで花を長く楽しめますので、春のガーデニングで楽しむ花として人気が高い花の一つですね。 赤、赤紫、紫、ピンク、青、白など多彩な花色があり、花模様や八重咲きタイプなど種類も豊富です。また、ペチュニアは開花期間がとても長いので、初心者にもおすすめの素材です。
ペチュニアの育て方
ペチュニアの生育温度
ペチュニアの生育温度は、15~30℃です。 真夏日でも生育が衰えず、冬は‐10℃程度にも耐えられます。しかし、ペチュニアが耐えることができる最低温度は、目安として0℃です。 根が凍ってしまうと枯死してしまうので、なるべく霜のあたらない場所に置きます。品種によっては関東で越冬しますが、寒さには弱いので冬には枯れてしまいます。室内に取り込むことで越冬できる場合もあります。
ペチュニアの置き場所
ペチュニアは湿気に弱いため雨に当たると花が枯れたり、株が蒸れてカビが発生し、腐って枯れてしまうことがあるので、なるべく風通しを良くし、枝をすいたり短くカットしましょう。
また枯れた花や下葉もこまめに取るようにしましょう。そうすることでカビの発生を抑えることができ、カットしたところから枝数が増えるので、その分花もたくさん咲かせることができます。 基本的には一年草として扱いますので冬越しを心配する事はありませんが、冬を越させたい場合は家のリビングなどに入れてあげましょう。
ペチュニアの水やり
ペチュニアはやや乾燥気味の環境を好み、植え付けから2~3週間は特に水のやり過ぎに注意します。 基本的には鉢の表土が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷり与えましょう。
水のやりすぎは根や株が生長せず根腐れの原因になりますので、土が湿っている時はあげなくて良いです。また、できるだけ花に水がかからないようにしましょう。特に梅雨の時期のペチュニアは、常に葉が濡れていると、病気の原因になります。
ですがペチュニアは真夏の花なので、水を切らさないように注意しましょう。
ペチュニアの肥料
植え付け時に土に含まれていた肥料は、徐々に効き目がなくなっていきますので、花をたくさん咲かせるために、植え付けの約1ヶ月後から肥料を定期的に与えます。 元肥が含まれていない土の場合は、植え付け時に土に元肥を混ぜ込んでおきます 植え付けの約2~3週間後から「液肥」を併用するとさらに開花が高まります。
ペニチュアの剪定・切り戻し
ペチュニアの切り戻しに関しては大体4〜9月がおすすめです。
ですが、苗花の場合と鉢植えの場合で少し変わってくるので注意しましょう。
剪定は根元から10~15cmのところで行います。 葉の脇に小さな芽が出ている部分のすぐ上を、剪定バサミで切って下さい。
花まで切り落としてしまうのはもったいない気がしますが、仕立て直しをすればまた次々と咲いてきます。逆にペチュニアを放置しておくと株元の葉がなくなり淋しい姿になったり、茎が方々に伸びきれいに見えないので定期的に剪定しましょう。切り戻しをして枝分かれさせると、たくさんの花を楽しめます。梅雨に入る前に、半分くらいに切り戻しをすると、秋から立派な苗姿になり、蒸れの防止にもなります。
ペニチュアは、次々とたくさんの花を咲かせてくれますが、その分どんどん栄養も使います。その為、定期的に肥料を与えること、定期的な剪定・切り戻しが長く綺麗に咲き続けるポイントになります。
ペチュニアの病害虫
- アブラムシ
アブラムシは葉っぱや花など群がる小さな虫です。
アブラムシは植物から栄養を吸い取る吸汁活動を行います。
繁殖すると栄養がどんどん奪われて元気がなくなってしまいます。
またアブラムシの出すおしっこが色々な病気を引き起こす原因になります。
- ハモグリバエ
葉っぱに白い線を書いたような模様があらわれます。
ハモグリバエが葉に産み付けた卵からウジ虫状の幼虫が生まれて葉っぱの中を食い荒らしていきます。
被害がすすむと、次々と葉が白くなります。 そうなると生育状態も悪くなり、枯れてしまうこともあります。こまめに葉をチェックして卵の時点で取り除こう。
- ナメクジ
ナメクジは身近な虫のひとつですが、野菜を栽培している際には大きな被害をもたらす害虫になります。ペチュニア以外にも、ネギやナス、ショウガなど複数の野菜や植物の葉を食い進み、ちぎってしまいます。
対策としては、害虫を受けた葉をちぎって捨てることや、粘着の弱いテープや殺虫剤などを使用し駆除ましょう。
肥料のまき過ぎを防ぐことや防虫ネットを使用することで予防しましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、初心者の方でも安心して比較的簡単に育てられるペチュニアについてまとめてみました。比較的簡単ですが、害虫にはくれぐれもお気をつけてしっかりと対策していきましょう!
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