パキラは木質の太い幹と、四方八方に茂る手のひら型の葉っぱ特徴の観葉植物。原産は熱帯で生命力が強く、日当たりと水加減さえ気を付ければ初心者でも育てやすいことから、人気の観葉植物の1つです。
本記事ではそんなパキラの育て方について解説します。
パキラの育て方
基本的には、
- 日当たりのよい場所に置く
- 土が乾いたらたっぷりと水やりをする
以上の2点だけを守れば大丈夫です。
日当たり・置き場所について
パキラは日光が大好きな植物。日当たりのよい場所に置きましょう。
室内の場合
室内であれば日当たりのよい窓際がよいでしょう。ただし、葉焼けのおそれがあるため直射日光は避け、レースカーテン越しの光が当たるくらいの環境が望ましいです。
屋外の場合
パキラは屋外でも元気に育ちます。ただし、園芸店やホームセンターで買ってきたパキラの多くは、屋内で管理されており屋外の強い日差しになれていません。よって、屋外で育てるためには徐々に順応させる必要があります。
最初は午前中の涼しい時間帯に2~3時間だけ外に出しておき、それから徐々に時間を延ばしていきます。1~2か月ほどかけて慣れさせれば完全に屋外で育てても大丈夫です。
ただし、パキラは熱帯の減産であるため5℃以下の寒さには耐えられません。冬場の夜は室内に取り込んであげるようにしましょう。
水やりについて
水やりの基本は「土が乾いてからたっぷりと」です。その際、鉢皿にたまった水は放置せず、その都度捨ててあげるようにしましょう。というのも、鉢皿に水がたまったままだと根腐れの原因になってしまうからです。
5~9月の水やり
5~9月はパキラの葉や茎、根が盛んに伸びる生育期です。人間が成長期にたくさんご飯を食べるように、パキラにも水をたっぷりとあげる必要があります。具体的には、土の表面が乾いたら鉢底からあふれるくらいの水をやりましょう。
10~4月の水やり
気温が低い10~4月はパキラの成長が遅くなります。この期間は水をやりすぎず、乾かし気味に管理することがコツです。具体的には、鉢の中の土まで完全に乾いてから水をたっぷりとあげてください。
水やりのタイミングを見極める方法
鉢の中の土が乾いているかどうやって判断したらいいの?という疑問が浮かぶかもしれません。
方法は4つあります。
- 水分計を使って確かめる
- 指を突っ込んで確かめる
- 割り箸をさして確かめる
- 鉢の重さで確かめる
①水分計を使って確かめる
水分計は土に挿しておくだけで土壌の水分を数値で示してくれます。価格は1,000円~とお手頃ですので、買ってみて損はしません。感覚じゃなくてきちんと数値で管理したいという方には特におすすめです。
②指を突っ込んで確かめる
原始的ですが効果的な方法。指で触ってみて土の中が乾いていると感じたら、水をやるだけです。最初は感覚がつかめないかもしれませんが、繰り返すうちで徐々に違いが分かってきます。何よりも道具が1つもいらないという手軽さが最大のメリットです。
③割り箸をさして確かめる
夜寝る前に割り箸をさしておくという方法もおすすめ。翌朝、割り箸を引き抜いてみて、乾いたままだったり、土がくっついてこないようであれば水やりのタイミングです。割り箸は指よりも長いため、底の方の土まで乾いているかを判別できるのが強みです。
1つ注意点として、割り箸をさすときは根っこを傷つけてしまわないよう鉢のふちに沿わせて、なるべく株から遠い位置にさすようにしましょう。
④鉢の重さで確かめる
水がたっぷり含まれている状態の鉢は当然とても重くなります。そのため、鉢の重さで水やりのタイミングを測ることも可能です。大きな鉢だとしんどいかもしれませんが、3~5号の小さな鉢なら毎日持ち上げて、重さを比べてみるのもよいでしょう。
まとめ
本記事ではパキラの育て方の基本的なところを解説しました。
以下の通り。
- 日当たりのよい場所に置く
- 土が乾いたらたっぷりと水やりをする
5~9月の生育期は水をたっぷり、10~4月の成長が鈍る時期は乾かし気味に管理することがコツです。
ぜひ、本記事の内容も参考にしつつ、パキラのお世話を楽しんでください。
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