テーブルヤシが巨大化?!
お手入れ方法や管理のコツは?
小さく、コンパクトな可愛らしい見た目のテーブルヤシ。
観葉植物として室内で育てている方も多いと思います。
なのであまり大きく成長させずに、コンパクトさを維持して育てていきたいですよね。
そこで今回は、テーブルヤシの育て方のコツやテーブルヤシについてまとめていきます。
テーブルヤシの大きさ
テーブルヤシといえば小さいイメージがありますが、長く育てていると、購入時に比べて巨大化する場合があります。 4~5年で50cm、地植えであれば1~3mまで成長するともいわれています。 あまりにも大きくなると、飾る場所がなくなったり、小さかったときの面影がなくなったりすることもあります。
しかし、生育はゆっくりのため、すぐに大きくなることはありません。伸びるスピードとしては1年で大体10cmほどです。
テーブルヤシの種類
エレガンス(テーブルヤシ)
広く普及している種です。小さいうちはコンパクトに収まりますが生長すると2mほどの草丈になります。あまり大きくなった株は観葉植物としてはあまり見栄えがしません。
テネラ(ヒメテーブルヤシ)
テーブルヤシの中でも特に小型種で、大きくなっても丈は1mほどに収まります。
エルンペンス(キレバテーブルヤシ)
丈が3mほどになる大型種です。
テーブルヤシをなるべく小さく保つ方法
テーブルヤシのお手入れをサボってしまうといつの間にか巨大化してしまうかもしれませんね。コンパクトにテーブルヤシを保つためにはいくつかの注意が必要です。
- 肥料や水やりの量の調整
- 植え替え時は同じ大きさの鉢に植え替える
- ハイドロカルチャーを使用して育てる
肥料や水やりの調整
テーブルヤシを元気に、しかしあまり大きくしないで、小さく育てたい方は、与える肥料の量を半分にすると良いでしょう。(液体肥料の場合は通常より薄くして肥料を与えます)
しかし、水や肥料が足りな過ぎてしまうと、葉の元気が無くなってしまうことや、枯れてしまう場合もあるので注意しましょう。
基本の水やり
テーブルヤシは、多湿を好む性質を持っていますので、冬以外は、土の表面が乾いたら水を与えると覚えておいて良いでしょう。特に夏場は生育旺盛なので、鉢の底から水が流れ出るまで、水を与えましょう。
夏の水やり
上記に記載した通り、夏場はたっぷりと水やりをしてください。ただし、午前中でもお昼頃に、水やりをすると、日中の高温で、鉢の中の温度も上昇して煮えたようになってしまいます。根にダメージを与えますので、夏場の水やりは、早朝か夕方以降に行いましょう。
冬の水やり
冬場は休眠期間に入りますので、断水気味にします。2週間に1回程度でも十分です。土が完全に乾いてから水をやるようにして、根腐れに気を付けましょう。また、霧吹き等で、葉水はこまめに行いましょう。ハダニの防止にもなります。葉が下を向いてしおれてきた場合は、明確な水やりのサインです。
葉水について
葉水は毎日行うと良いでしょう。害虫のハダニやアブラムシの予防にもつながります。霧吹きで行いましょう。テーブルヤシは、葉水をしっかり行うことで艶も良くなります。
肥料の与え方
テーブルヤシは肥料を与えると大きくなります。置き肥タイプの緩行性化成肥料を与えるか、葉に元気がない時は液体肥料を与えても良いでしょう。植え替え直後は根が弱っている場合があるので、2週間ほど間をあけてから肥料を与えましょう。
夏場の肥料
5月~10月の春から秋は、育期間です。この期間に、2ヶ月に1回程度、緩効性肥料を株元から少し離して置いてあげましょう。もしくは、1,2週間に1度液肥を与えるのもよいでしょう。これらの肥料は、観葉植物用に窒素を多く含むので、葉をより緑鮮やかに育てることができます。化成肥料を使うことでコバエの発生を抑制することもできます。
冬場の肥料
冬場は成長が止まるので、肥料は控えましょう。元気がなく気になる場合は、活力剤を与えると良いでしょう。
植え替え時は同じ大きさの鉢に植え替える
テーブルヤシは根詰まりや根腐れが起きた場合などに植え替えが必要となってきます。
通常は、ひとまわり大きな鉢を用意し、根が成長するスペースを確保することが必要となってきますが、巨大化させたく無い場合は、同じ大きさの鉢に植え替えをすると良いでしょう。
植え替えのタイミング
生育旺盛な期間である、5月~6月に行いましょう。植え替え自体は、植物に負担がかかる作業です。育成期間であれば、ダメージの回復も早いので、この時期に行います。葉の茂り方に対して鉢が小さく感じてきたら、植え替えのサインです。植え替える際は、大きすぎる鉢への植え替えは禁物です。理由は、十分に水を吸い上げることが出来なくなってしまうからです。余った水によって土が湿りっぱなしになり、根腐れの原因にもなります。一回り大きい程度の鉢に植え替えましょう。
植え替えの手順
鉢からテーブルヤシを引き抜きましょう。植物にダメージを与えないように、慎重に引き抜きます。根についている土は、手で優しく揉んで落とします。黒ずんで腐っている根はハサミで切り落としましょう。その後は、一回り大きい鉢に植え替えてあげます。水はけが大事なので、鉢底石を入れて、観葉植物用の、水はけの良い土を使ってください。植え替え後は水をたっぷり与え、直射日光の当たらない明るい日陰で様子を見ましょう。1~2週間は肥料を控えて、直射日光に当てないようにしてください。
ハイドロカルチャーを使用して育てる
特に室内でテーブルヤシを育てる場合、ハイドロカルチャーで育てる方法もお勧めです。
土を使用せずにハイドロボールで育てるため、匂いもなく衛生的です。
また、水の過不足を目で把握することができ、ハイドロボールは水をため込む性質があるので、水をあげる頻度が少なくて済むというメリットもあります。しかしながら、前述のとおり、ハイドロボールには微生物がいないため、根が排出する老廃物をため込み根腐れが起こりやすいため、お手入れはこまめにしてあげましょう。
テーブルヤシをコンパクトに育ててみよう
いかがだったでしょうか。
今回は、テーブルヤシをなるべく巨大化させないような育て方をご紹介しました。
観葉植物として室内で育てていくにはコンパクトに育てたいものですね。
是非、今回の記事を参考にテーブルヤシを育ててみませんか。
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