おしゃれなガーデニングに憧れるけれど、毎日の水やりは苦手と思っている方いませんか。
そんな方におすすめなポーチュラカ!
乾燥に強く、花の時期も長いのが魅力です。
今回はそんなポーチュラカの育て方を一挙にご紹介します。
ポーチュラカとは
毎年花を咲かせる多年草で、夏の炎天下でもめげずに生長して開花するので、夏花壇の定番として普及しています。属名のポーチュラカの名前でもよく出回ります。出自のあまりはっきりしない植物で、日本でも夏の雑草として畑などに繁茂するスベリヒユとマツバボタンが掛け合わさったもの、もしくはタチスベリヒユの突然変異種とされています。
日本には1983年にドイツから入ってきたとされています。
主な開花期は初夏~秋の気温が高い時期で、色は白・ピンク・オレンジ・黄色・紫などがあり、2色咲きになるものもあります。朝開いて夕方前にはしぼむ1日花ですが、次々と新しい花を咲かせます。一重咲きと八重咲きがありますが、一重咲き種の方が主流です。マツバボタンと同じ属で花姿も似ていますが、マツバボタンは葉っぱが棒状になり形が全く異なるので区別は簡単です。
葉にはたっぷり水分が蓄えられ暑さや乾燥には非常に強いですがその反面、耐寒性はありません。
ポーチュラカの特徴
中南米原産の植物です。 開花時期は5月〜10月と長く、色鮮やかな花を咲かせます。 草丈は10cmほどと低めで、地面を這うように広がって生えているのが特徴です。 茎は足り上がらずに這うように伸びていきます。葉っぱは肉厚のヘラ状です。茎はよく伸びて、1株で直径60cm以上の範囲を覆います。
ポーチュラカの種類
ポーチュラカにはハナスベリヒユ、マツバボタン、スベリヒユ、ヒメマツボタンなどといくつか品種がありますが、一重咲きのものが主流です。花は小さめですが、品種によっては大輪の花を咲かせるものもあります。他にも、八重咲きの品種や斑入り葉の品種など、様々なものが登場しています。花びらの色は単色のものもあれば、絞りのような模様が入っているものもあり、色鮮やかな花を咲かせる品種が多いため、植えるとお庭がカラフルになりますね。
ポーチュラカの育て方
ポーチュラカの生育温度
ポーチュラカは多年草で、環境が合えば翌年も育てることができます。 5月~8月の気温が25℃以上の暖かい時期が、ポーチュラカがよく成長します。耐寒性が弱く、冬越しが難しいことが難点です。 10℃を下回ると枯れてしまうことがあるため、基本的には室内の暖かい場所で冬越しさせましょう。 室内管理が難しい場合は、割り切って一年草扱いにするのもひとつの方法です。
ポーチュラカの置き場所
ポーチュラカは日光を好みます。その反面、ポーチュラカは寒さに弱いため、 日当たりの良い窓辺に置くのがおすすめですが、外に近い場所は夜になると気温が下がってしまいます。 夕方になって気温が下がる前に部屋の中を移動させましょう。
強い西日も、ポーチュラカなら耐えられることがあります。
また植えつける場合も日陰をつくる木や塀などから離れた場所へ植えつけてあげましょう。
日陰で育てたポーチュラカは、茎がひょろひょろと伸び、徒長してしまうことがあります。花つきも悪くなるため注意が必要です。
ポーチュラカの水やり
ポーチュラカを鉢植えする場合は、土がよく乾いてからたっぷりと水やりをしましょう。ただし、過湿に弱く、根腐れを起こす可能性があるので、水やりのしすぎには注意が必要です。
ポーチュラカの地植えの場合は、特に水やりはしなくても大丈夫です。
また、ポーチュラカの厚い葉は水分を溜め込むことができるので乾き気味に育てるのが大切です。
ポーチュラカの肥料
肥料は適正量を与えるよう心がけましょう。特に開花期間中は次々と花が咲くため、肥料を切らさないように注意します。地植えの場合は、元肥を混ぜ込み、飼育旺盛の場合は追肥をしなくても大丈夫です。
ポーチュラカが枯れてしまった
枯れた花を放置している
ポーチュラカの花は枯れてしまってもエネルギーや栄養は行き渡ります。
枯れた花にエネルギーを使い過ぎてしまい、花を咲かせるエネルギーが不足してしまう事があるので枯れた花を見つけたらすぐに切り取りましょう。
育てている場所が悪い
ポーチュラカは日当たりの良い場所を好みます。
なので日当たりの悪い場所だと光合成がうまくできず、結果、栄養不足に陥り咲かせる花の数が少なくなってしまいます。最悪、花が咲きません。
その為、もし日当たりの悪い場所でポーチュラカを育てている場合には日当たりの良い場所に移動させましょう。
水の与え過ぎ
ポーチュラカは日当たりの良い場所で良く育つ植物ですが、水の与えすぎは良くありません。
水の与えすぎは根腐れの原因になってしまいます。
根腐れを起こしてしまうと、ポーチュラカ全体が枯れる原因になってしまいます。
もし水を与えすぎているという自覚がある場合には今より水を与える頻度や量を減らしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は色鮮やかな花を咲かせるポーチュラカについてご紹介しました。
ポーチュラカを育てて、お部屋やお庭を明るく見せてはいかがでしょうか。
ポーチュラカが枯れてしまう原因や見直すべきことに注意しながらポーチュラカの生育に挑戦してみてください。
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