カラテアは、特徴的な葉っぱが人気の観葉植物です。
最近ではおしゃれなカフェや美容室でも見かけることが多い植物です。
今回はそんなカラテアの気をつけるべきPOINTを抑えながら育て方を解説していきます。
カラテアとは
カラテアは熱帯アメリカに300種が自生しています。
観葉植物としてよく栽培されているのは、カラテア・マコヤナで、葉は広卵形で長さ20~30cmです。ゴシキヤバネショウの和名があります。
カラテア・ランキフォリアは、葉は細長くて先がとがり、長さ40~50cm、葉縁は波打ちます。ヤバネシワヒメバショウの和名があります。以前は誤称でカラテア・インシグニスと呼ばれ、その名で流通していました。
カラテア・クロカタは花を楽しむ種類で、初夏に開花し、一般にはゴールド・スターの名で流通しています。
大型の種類にカラテア・ゼブリナがあり、葉は長さ60cm、幅30cmになります。
カラテアの種類とその特徴
- カラテア・マコヤナ
和名ゴシキヤバネショウ。葉は淡黄緑色地で、側脈に沿って濃緑色の斑が入り、葉縁に濃緑色の覆輪斑が入る。葉裏はその斑が紫褐色になる。 - カラテア・ランキフォリア
和名ヤバネシワヒメバショウ。葉は淡緑色地で、濃緑色の斑が矢羽根状に入る。葉裏は赤紫色。 - カラテア・クロカタ
花を楽しむ種類。花茎の頂部に、黄色から明るい橙色の苞を、らせん状につける。「ゴールド・スター」の名で流通している。 - カラテア・ゼブリナ
大型の種類。葉は緑色地で、黄緑色の縞模様が入る。葉裏は赤紫色となる。 - カラテア・ゼブリナフミリオ
ゼブリナの園芸品種。葉に入る模様はゼブリナと同じだが、葉裏が淡緑色。
カラテアの育て方
カラテアの生育温度
室内で育てる場合は、室温12℃以上をキープすると良いでしょう。
カラテアの置き場所
カラテアは、直射日光に当たると葉焼けを起こす恐れがあります。屋外で育てる場合は、直射日光が当たらないように木陰や、明るい日陰に置くのがおすすめです。日がほとんど差し込まない日陰は、カラテアが生長しないため置き場所としては不向きです。
カラテアは耐陰性に優れているため室内で育てられますが、生長期である春から秋は屋外で育てたほうが徒長を防ぐことにもつながり、管理もしやすくおすすめです。マンションなどにお住まいで庭木がない場合は、直射日光が当たらない場所に鉢植えをおいてください。また、カラテアは強い風に弱い植物です。マンションの高層階など、風が当たりやすい場所に置くのは避ける、置く場合は風よけになるものを用意しましょう。
カラテアの水やり
春と秋は鉢土が乾いたら、夏は鉢土を乾かさないように水を与え、冬は乾かし気味に管理します。
冬に温度が不足して葉が枯れてきたら、水を切って休眠状態にします。春に暖かくなったら、水やりを始めると新芽が伸びてきます。
カラテアは普通の水やり以外にも葉水を行うと良いでしょう。葉水はハダニ予防にもなります。
カラテアの植え替えと植え付け
植えつけのタイミングは、5~7月頃、まだ涼しさが残る時期が良いとされています。カラテアは耐暑性を備えていますが、真夏は気温が高く土が乾燥しやすいため、植えつけをしたら根が出るまでは土を常に湿らせた状態で管理しましょう。
カラテアは葉と茎だけでなく、土の中の根の生長も速いのが特徴です。根が伸びて、鉢植えの中で生長するスペースがなくなると「根詰まり」を起こします。
カラテアの肥料
カラテアは基本的に肥料を与えなくても枯れることはないですが、与えたほうが生長は速く、葉色が鮮やかにきれいに大きく育ちます。
肥料を与えるタイミングとしては真夏と真冬以外の生長期に与えると良いでしょう。冬は生長が緩やかになり、肥料を与えると肥料焼けする可能性があるため、肥料は与えません。
カラテアに肥料を与える場合は、1週間に1回程度の頻度で与えます。室内の管理には有機肥料ではなく、化成肥料を与えるとコバエの発生予防になるためおすすめです。
カラテアを育てる上で気をつけるPOINT3
- 水のやり過ぎ
- 寒さで枯れる
- 乾燥のし過ぎ
POINT1
水のやりすぎには要注意です。
観葉植物を枯らす原因で多いのが水のやりすぎで「根腐れ」を起こすことです。
ついつい水やりを多くしてしまうのはよくある失敗です。
それを防ぐためにも、下記のような適切な頻度で水やりを行いましょう。
POINT2
カラテアは耐寒性が非常に低い植物で、10℃から12℃を下回ると、危険水域になります。
カラテアを寒さで枯らしてしまうパターンとしては、冬の室内で管理しているときに、窓際はかなり寒くなることを忘れてしまい、枯らしてしまうケースです。
管理場所が、明るい日陰なのでどうしても窓付近で管理することが多くなります。
そのまま冬を過ごしてしまうと、寒さで枯れてしまうので、注意が必要です。
POINT3
カラテアは長い間、乾燥した場所で過ごすと、枯れてしまいます。
特に注意しなければいけない時期である冬は乾燥するので、毎日の葉水と、できればカラテアの近くに加湿器を設置してあげる必要があります。
また、エアコンの風が直接当たってしまうような場所は避けて育ててあげましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は人気な観葉植物のカラテアについてご紹介しました。
少しだけ育て方が難しいとされていますが、今回解説したPOINTを踏まえてカラテアの生育にチャレンジしてみてください。
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