エバーフレッシュは、涼しげなグリーンの葉と華奢な樹形が魅力的な観葉植物です。夜になると葉を閉じて眠る姿もかわいらしいですよね。
しかし、エバーフレッシュは環境の変化に敏感で、水やりや日光の量に気をつけないと枯れてしまうこともあります。
そこで、この記事では、エバーフレッシュの育て方について、置き場所や日当たり、水やりの方法などを解説していきます。エバーフレッシュを長く楽しむために、ぜひ参考にしてください。
エバーフレッシュの特徴
エバーフレッシュは、ブラジルやエクアドルなどの中南米を原産とする常緑樹です。マメ科コヨバ属に属し、ネムノキの仲間に分類されます。
葉は細長くて小さく、一日に二回開閉するという特徴があります。昼間は葉を広げて光合成を行い、夜になると葉を閉じて水分の蒸発を防ぎます。この現象を就眠運動と呼びます。その姿がまるで眠るように見えることから「ネムノキ」と呼ばれているのです。
エバーフレッシュは、春から夏にかけて薄黄緑色の小さな花を咲かせることがあります。花は綿毛のような形をしており、ネムノキの花に似ています。花後には赤いサヤの中に黒い種子が入った実を付けます。この実がアカサヤネムノキという和名の由来です。
エバーフレッシュの花言葉は「歓喜」や「胸のときめき」です。中国の言い伝えによると、夫婦の仲が良くなるという縁起の良い植物だそうです。
エバーフレッシュ育て方
エバーフレッシュの置き場所や日当たり、水やり方法など基本的な育て方について解説します。
エバーフレッシュの置き場所や日当たり
エバーフレッシュは、日当たりを好む観葉植物です。日照不足は枯れる原因になりますので、日当たりの良い窓辺で管理しましょう。ただし、直射日光に当たりすぎると葉焼けを起こすので、カーテンなどで遮光するか、午前中のみ日光に当てるようにしましょう。
エバーフレッシュは夏の気温が高い間はバルコニーなどでの管理も可能です。その場合、いきなり室内から屋外へ出すと葉焼け等のダメージの原因になります。徐々に外に出す時間を増やして慣らすようにしてください。
エバーフレッシュは低温にそこまで強いという訳ではないので、霜に当たらない様に気をつけましょう。ベランダ等で育てらているエバーフレッシュは、外の気温が肌寒くなったぐらいから室内に取り込んで下さい。
エバーフレッシュは風通しが悪いとカイガラムシが発生することがあります。室内でも屋外でも風通しを確保できるよう注意しましょう。
エバーフレッシュの水やり方法
エバーフレッシュは水を好む観葉植物ですが、季節や気温によって水やりのタイミングや量を調整する必要があります。以下のようなポイントに注意してください。
春・夏・秋
春から秋までの生育期は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。水切れを起こすと葉が落ちてしまうので、土の状態をこまめに確認しましょう。
夏場は特に土が乾燥しやすいので、毎日水やりをすることもあります。夏の水やりは朝や夕方に行い、日中は避けましょう。直射日光に当たると水が温まってしまい、根にダメージを与える可能性があります。
冬
冬場は休眠期になるので、水やりを控えめにします。土の表面が完全に乾いてから2~3日後に水やりをするくらいで大丈夫です。過剰な水やりは根腐れの原因になるので注意しましょう。
水やりの際は鉢底から水が出るくらい与えましょう。受け皿に溜まった水はそのままにせず、捨てるようにしましょう。
葉水は年間を通して
葉水は乾燥や害虫予防に効果的です。毎日1回霧吹きで葉に水をかけてあげましょう。葉にホコリが付いている場合は、濡らしたティッシュペーパーなどで拭き取ってあげましょう。
エバーフレッシュの育て方のコツ
- エバーフレッシュが元気に育つように、定期的に肥料を与えてください。
- 剪定を定期的に行い、株の大きさや形を整えてください。
- エバーフレッシュの水やりは定期的に行い、根腐れなどのトラブルを防ぐため、水のやりすぎには注意してください。
- 日当たりを良くしてあげると、より効果的です。
- エバーフレッシュの周りの土が水浸しにならないよう、定期的にチェックしてください。
まとめ
エバーフレッシュの育て方について、置き場所や日当たり、水やりの方法などをご紹介しました。エバーフレッシュは、環境の変化に敏感な植物ですが、適切な管理をすれば、一年中美しい葉と花を楽しむことができます。
エバーフレッシュは、空気清浄効果やストレス緩和効果もあると言われていますので、お部屋やオフィスに置くと良いでしょう。エバーフレッシュの魅力にひかれた方は、ぜひ挑戦してみてください。エバーフレッシュと一緒に、心も体も健やかに過ごしましょう。
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